
製品説明
SWM282は、RJ45×24の全ポートでPoE+(IEEE 802.3af/at)に対応し、各ポート最大30W/PoE総予算300Wを供給できる1Uラック型のL2+マネージドスイッチです。SFP×4のアップリンクを備え、フロア全域のAP/IPカメラ/センサーなど多数のPoE端末を単体で収容・給電する前提で設計されています。ソフトウェアはTSWOSを採用し、VLAN/STP(RSTP)/QoS等のL2機能に静的ルーティングやBGP・OSPFv2・RIP・EIGRPなどのL3機能を重ねることで、拠点内のセグメント分割・経路制御・帯域/優先度の最適化を一台で完結できます。Profinet Class B(対応型番)やMRP(マネージャ/クライアント)もサポートし、OTリングの冗長化と産業プロトコルとの相性にも配慮。保守面ではRMSでの遠隔一括管理に対応し、PoEポートの疎通監視と連動したリモート再起動(いわゆる“Ping Reboot”)により、夜間のカメラやAPのハングにも現地作業なしで対応できます。
想定運用は、①監視カメラ密集フロアの集約スイッチ(全ポートPoEで配線と配電を一体化、SFPでコアへ冗長接続)、②多数のWi-Fi APを抱えるオフィス/商業施設(PoE一括給電とQoSで無線品質を確保)、③マルチサイトの標準スイッチ(RMSでテンプレート配布・ログ収集・段階的FOTAを運用プロセスに組み込む)など。PoE端末台数が二桁規模~全ポート級に達し、配電盤やPoEインジェクタを極力減らしたい現場に最適です。